2024年5月~8月のこととか

❒ 5月3日
うんうん唸りながらTシャツのデザインを考えた。何かを作るのは精神衛生上すごくいいし楽しい。夕方、気合いで運動した。

❒ 5月4日
実家。母・姉夫婦・甥っ子姪っ子・弟で集まる。父の遺品整理と準確定申告を進める。だいぶかかったが、やっと目処がついてきた。甥っ子と遊んだりお酒を飲みながら家族と話したりして過ごす。父の服を姉夫婦がトレジャーファクトリーに売りに行ってくれたが、だいぶ待った割に大したお金にならなかった。がっかり。

❒ 5月5日
起きた。体がだるい。約束していた友人に「もしかしたらだめかも知れない」と連絡するも、準備を進めていくうちにだんだん平気になってきた。

14時、下北沢で友人と合流。めちゃめちゃ天気がよくて夏のような日。半袖のTシャツでちょうどいいぐらいの暑さ。八月に行くとかなり並んでいる。他の店にするか悩んだが、久しぶりなので待って食べることにする。ミスってふたりともトッピング無料券を置いてきてしまった。出て、八月の向かいにある古着屋スティックアウトを見る。友人、スウェットを購入。セカストへ行き、友人が売りに出していた服のお金を受け取る。しばらく歩いてフラミンゴへ。いい感じのデニムを見つけたが、まあまあな値段したので見送る。

夕方、電車で永福町まで移動してロイヤルホストへ向かう。下北沢の喧騒から離れ、すこしのどかな雰囲気に癒やされる。線路沿いの道を歩いてリフレッシュ。しばらく歩くと古い洋館のような妖気を放つロイホが見えてきた。ドシッとした佇まいからして結構いいロイホだなと思った。ヨーグルトジャーマニーとポテトを注文。やっぱロイホのパフェといえばヨーグルトジャーマニーだ。ロイホまでためていた話をする。話をするには喫茶店よりファミレスのほうが適しているし、その頂点にロイホがあると思う(サイゼに入ると地獄を見る時がある)。18時半頃解散。帰ってかつサンド2切れとプロテインバー1本食べた。

そういえば最近、お酒を飲むと数日間にかけて胃の不調が続くのだけれど、何かよい対処法は無いものだろうか。漢方とか飲んでみようかな。

悩みその2:元々記憶力が低いけれど、最近どんどんひどくなっている気がしていてすこし怖い。睡眠不足が関係している気もするが。

❒ 5月11日
何してたか本当に忘れた。お香焚いてゆっくりしてた。4月にMISTICKSのインセンスに出会ってからハマっていろんな香りを買ってみたので感想を書いてみる。

ジャズベリー:かなり甘いベリーの香り。最初はこの匂い苦手かもしれないと思ったが、気がつくと虜になっていた。中毒性が高く、一番人気なのも頷ける。焚いてる時は強烈だけど残り香はいい塩梅。

インディアンサマー:商品説明通り本当に落ち葉と樹皮の香り。ほんのりインドのスパイシーな香りもする気がする。だんだんと甘みも感じてきた。こちらも不思議な魅力があって気づくとハマっていた。名作。

サンダルウッド:日本の白檀系のお香のようないい感じの香りではない。火をつける前の香りは結構いいのに、焚くと変な匂いのものがただ燃えているだけという感じがして苦手。

ボランジェ:バニラとオレンジの香りなんていいに決まっていると思って買ったが、期待どおりだった。バニラとオレンジが好きなら間違いない。ジャズベリー同様、香りは結構強いので風を通した方がいい。

ラベンダーローズマリー:まんまラベンダーとローズマリーの香りだが思ったより癒されない。特別好みというわけではない。

インフォレスト:ちょっと酸味の混じった石鹸とか入浴剤みたいな香り。塩っぽい?しょっぱい?感じもあって、単純な癒し系でなく癖がある。何度か焚くうちに悪くない気がしてきた。

ジャスミン:香りの中に花の雑味やいやらしさまで感じ、再現度の高さに驚いた。最初はリアルすぎて癒されず特別好みではなかったが、何度か焚くうちにすこし体に馴染んできた。

ジンジャースートラ:火をつける前からいい塩梅のオリエンタルな香りがして好印象。火をつけるとスパイシーなジンジャーが鋭く立ち上がってきて健康的な香りがする。ピリッと感が心地いい。ほんのり混じる柑橘系の香りにも癒される。ボランジェとかに比べると煙の量も香りも控えめで締め切った部屋でも大丈夫。大好き。どハマり。

❒ 5月12日
映画2本観た。

『シック・オブ・マイセルフ』:自己愛と承認欲求の暴走を描いた現代的なホラー/ブラック・コメディで、自分自身や周りの環境を見てもおよそ他人事とは思えない映画だった。世に蔓延る偽善的な態度も同時に風刺されていて痛快。しかし、良くも悪くも「アイディアの時点で勝っている映画」であって、それ以上でも以下でもないという印象も受けた。

『ファースト・カウ』:男性的な支配構造の蔓延する西武開拓時代を舞台に、二人の男のフラットな友情が描かれる。ライカートらしい静謐だが力のあるショットの連続で映像的にも充実している。"撮れる"映画作家のスタンダードサイズの画面って引き締まっていて本当にいいよなと改めて思った。

❒ 5月16日
休み。がんばって朝起きて、11時に高尾山口駅へ。山、登るぞ。1号路で山頂を目指す。舗装されていて歩きやすいが、結構急な坂道が最初から続いていて思ったよりきつい。運動不足。ケーブルカーとリフトは意地でも使わないけど。途中にあるお店で一休み。伊良コーラと団子を嗜む。店主と思しきおじいさんが気さくに話しかけてくれる。またしばらく歩き、十一丁目茶屋のベランダ席で景色を眺めながらカレーを食べる。普通に美味しい。お腹も気持ちも満たされた。

歩いて浄心門を通り、薬王院を参拝。登るにつれていい感じに霧がかかってきた。ある瞬間、突然木々の隙間から陽の光が指してきて、その光景がなんだか神々しく美しかった。それ以降、どんよりねずみ色だった空もしだいに青みがかり、山頂に着く頃には晴天に。山頂からの眺めは、ちゃんとザ・山って感じでテンションが上がった。高尾山舐めていた。

下り。途中の売店でソフトクリームを買う。なんとなく吊り橋のある4号路へ。ほぼずっと森の中を歩くコースで、木々の間をこだまする鳥の鳴き声が美しい。1号路より明らかに山道感のある山道で、昨日の夜から朝にかけて降った雨でぬかるんでいて、油断すると滑って転ぶおそれがある。道も狭く、滑落の危険もなくはないので集中して歩く。それがまた楽しい。すれ違う人が挨拶をしてくれたり、こちらから挨拶をすれば返してくれる山文化が気持ち良い。下りは膝に負担を感じたが、痛みは残らなくてよかった。下山しきった頃には、靴もズボンも泥で汚れてしまった。高尾599ミュージアムという博物館の水道でズボンを拭いて、展示を見てしばらくゆっくりする。おしゃれな場所。

夕方、電車に乗って笹塚駅で降り、大衆酒場スシスミビに入る。疲れた体にまずはビールを。何杯か飲んで食べる。夜は、カラオケ。ちょっと歌った。帰宅。学生のように動き回って充実した一日。2万3500歩。

❒ 5月19日
昼間、ちょっとギター弾いて歌った。夕方、運動。夜、『ライラの冒険 黄金の羅針盤』を観る。悪くない普通に面白い映画なんだけど、なんとなく解りづらいというか、子どもにはとっつきづらいのかもしれない。ラストの合戦シーンは『ゲーム・オブ・スローンズ』のような迫力と面白さがあってアガる。

❒ 5月25日
誕生日のお祝いをしてもらった。小さいケーキを食べた。


❒ 6月1日
起きて食べて散髪。午後は、税理士さんとやり取り。夕方、すこしウトウトしてきたので一休み。布団でまどろみながら外で鳩がパーポーウッポッポーしてるのを聴く。起き上がって運動。2週間ぶりなのでしんどかったが、がんばった。夜、なんもしてない。

❒ 6月2日
14時ごろ、上野。友人二人と合流。何食べるか結構悩んで探して、トラットリアというイタリアンに入った。パスタを食べる。店内が広めの喫茶店みたいな雰囲気もありなかなか良かった。友人に誕生日プレゼントと、ガチャガチャでとったハシビロコウの指輪をもらう。友人が教えてくれたチェキ風に撮れるカメラアプリが何をどんな風に撮ってもいい感じになるのが楽しくて、撮りまくって遊ぶ(1日中撮りまくった)。

店を出ると、だーっとスコールのような大雨が降っている。今日は雨の予報だったので、各々折りたたみ傘を持って備えていたが、この勢いではさすがに傘をさしていてもビショ濡れになってしまう。しばらく雨宿りして弱まるのを待つ。弱くなってきたタイミングで、YUKUIDOへ向かう。この場所は元々工場だったが、現在は工房として使われているらしい。元々の建物やコンクリートの壁・床を活かしてリノベーションされた内装が最高におしゃれで、2階部分まで吹き抜けた高い天井にもワクワクする。17時から、ラッキーオールドサンと工藤祐次郎のツーマンライブ。外から聴こえる雨の音と空間が醸し出す雰囲気も相まって心に染みるライブだった。工藤祐次郎のライブは毎回「たぬき」にやられる。

出て、夕飯探し。まだパラパラと雨が降っている。駅の近くの建物の上階にあるフードコートでバターチキンカレーを食べた。案外いける。ナンが大きくてお腹いっぱい。帰り、駅のガチャコーナーにある謎のコアラのぬいぐるみのガチャを回す。友人二人が待ち合わせ前に回してお揃いで持っていたので、せっかくなので自分も。ピンク色のコアラが出てちょっと萎えたけどおもしろかった。帰宅。

❒ 6月8日
起きて食ってギター弾いた。夕方、図書館へ。『生成と消滅の精神史』、『働くことの哲学』、『「おいしさ」の錯覚』、『体はゆく』、『エドウィン・マルハウス』を借りる。しばらく公園テーブルでゆっくり。明るいうちにパラパラ読む。

夜、弟とご飯食べて話す。

❒ 6月15日
一旦早めに起きて本読んで、もう一度布団に入ったら昼過ぎ。飯食って、午後はギター弾いて音楽聴きまくって人と話していたら夕方になっていた。久しぶりに運動。よくできた。

❒ 6月16日
12時前、西荻窪。日差しが強くてかなり暑い。久しぶりにGINAへ。安定で美味すぎる。大ケヤキ拝みに行って、しばらく街を散策。電車で阿佐ヶ谷へ移動。Gelateria SINCERITAでジェラートを食べる。美味い。阿佐ヶ谷散策がてらLITTLE FUNNY FACEへ。アーティストNARIさんのお店。めちゃめちゃ気さくに話してくださる人で、実物の絵や作品もとても良かった。電車で高円寺へ移動。一旦上島珈琲で休憩。元気をチャージ。歩いて、古着屋と古本屋をすこし見る。氷川神社を参拝。そういえばどこの駅だか忘れてしまったが、盆栽のお店も見た。

17時ごろ、まらへ。山形料理と地酒の店。刺し身も他の料理もお酒も美味しい。ビール、日本酒、焼酎など嗜む。目の前の公園でしばらくぼーっとしてから帰宅。20000歩くらい歩いた。

❒ 6月22日
昼間、散歩とかした。夜、近所の映画館でレイトーショー。『マッドマックス:フュリオサ』を観る。圧倒された。『怒りのデス・ロード』がわずか3日間の物語であったのに対して、本作は16年間にもおよぶフュリオサの物語を叙事詩のように描き出している。そのため、ほぼ"移動"シーンのみというシンプルな構造の中からドラマを浮かび上がらせていた前作と比較すると、本作は(セリフこそすくないものの)ドラマをしっかりと「語って」いる。正直、主題や脚本や演出面では極限まで削ぎ落とされていた前作のほうが好みではあるが、アクションシーンの迫力とビジュアルの完成度は期待通りだった。

深夜、歩いて帰宅。シャワー浴びてお香焚く。4時位に寝た。

❒ 6月23日
起きてから何もやる気が出ない。暇なのに無気力で完全にバッド入った。鬱日。寝っ転がったり起き上がったりそわそわ。なーんもせず夜まで過ごした。夜、思い切って運動してすこし持ち直した。あっという間に月曜日が来る。


❒ 7月14日
7月は書かなくていいかなーと思ったけど、なんか気持ち悪いからやっぱりちょっとだけ書く。書きたい日の書きたいことだけ。最近はというと結構な鬱期だったが、だんだん持ち直してきた。映画は観ていない。観ないようにしている。ここ何年も観すぎてちょっと疲れたのと、映画を観る以外の過ごし方を模索している。今のところ代わりにぼーっとしているだけだけれど。

家でスマホを眺めていて、今夜Summer Eyeのライブがあることを知る。まだ空きがあったので勢いでチケットを買う。夕方、代官山。nanamicaとかHIGH! STANDARDとか好きなショップを回る。HIGH! STANDARDでShaka WearのガーメントダイのTシャツを買った。すこしモックネックっぽいところが好き。ライブハウスに向かって歩いていたらJo Maloneの店舗を見かけたので、友人が推していたパディントンコラボの香水を嗅いでみた。やらしくなくてめっちゃいい香り。

18時半、晴れたら空に豆まいて。そこまで広くないのに不思議と開放感があってかなり好きな場所。ステージも低くて一体感がある。オリオンビールを缶で飲めるのもポイント高い。illiomoteとMomのライブを見る。どっちもイケてた。トリのSummer Eye。いつも通りオーディエンスを積極的に巻き込んでいくスタイルで、とても楽しかった。歌って踊らされて元気が出た。帰り、コンビニで適当に買って家で食べた。ななチキレッド結構辛い。

❒ 7月20日
予定があったが、消滅したっぽい。ネットで見つけた海外のブレスレットを買ってみる。今、アクセサリー類が気になる期。気になる木。

夕方、友人を誘って飲みに行く。新江古田。着いてスーパーで涼んでいると雨が降ってきた。歩いて店を探すより調べて決めてから行くことにする。炭焼きまんちへ。なんだかちょうどよくていい店だった。焼き鳥も美味しい。ただ、食べ物は出てくるまで時間がかかるので、出来るのが早いメニューも最初に一緒に頼んでおいて、来たらお酒を飲みつつ待つのがいい。次回に向けてのまんち戦略を学ぶ。

❒ 7月28日
起きてスマホを見ると、友人から「昼食べよう」とLINEが来ていた。返信して準備して渋谷へ。家を出る直前に、ミスドのオールドファッションを一個食べた。着いたころにはすでに15時前くらい。SHOGUN BURGERへ。食べ始める頃、もう16時。美味しいけど、猛暑の中で列に並んだのと、店内の暑さのせいで心身ともにやられてしまった。セットでドリンクバーをつけてコーラを3杯飲んだ。テーブルにある説明書きもあまり好きじゃない感じでモヤッとした。向かいのSHAKE SHACKでよかったかなとすら思ってしまった。すべては暑すぎるせい。

すこし歩いて無印に入る。めちゃめちゃ涼しい。友人、靴下購入。しばらく涼む。ヒカリエまで歩き、7階の藤次郎に入る。眺めのいい席。コーヒーとプリンを注文。いろんな話をした。ほんとにいろんな話。お互い悩みは尽きない。話しているうちに日が落ちて、だんだん暗くなってきた。帰宅。


❒ 8月
8月は、最強の無気力期・鬱期(7月以上の)でほとんど何もしていないため、書くことがない。記憶に残っているのは、お盆休みに甥っ子たちと戯れたことと『SHOGUN 将軍』を観たことくらい。今年の夏の過酷さに体と心がまいってしまったのかもしれない。早くから続く厳しい暑さに、かと思えば爆撃のように遅いかかる豪雨と低気圧。8月の後半は体調を崩し、熱も出した。「四季の中では夏が一番好き」と公言していたが、無邪気にそう言うのも憚られるようになってきた。だからこれからは、「夏が一番好き!(テーマや概念としての)」と言うようにしようかなと思ったり。映画やあらゆる芸術作品においても、「夏」という季節には特別惹かれるのだ。